外壁塗装において、その職人・業者が信用に足りるかどうかを判断するにはどうすれば良いのでしょうか?
見積もり金額・人柄・施工実績など判断材料はたくさんありますが、良し悪しを計るものとしてわかりやすいのは、塗装に関する資格を持っているか持っていないかです。
そこでこのページでは、外壁塗装に関する資格についてご紹介します。
外壁塗装の資格の種類
① 塗装工事業許可
外壁塗装でまず必要な許可(資格)は「塗装工事業許可」になり、この許可は、塗装・塗材等を工作物に吹付け・塗付け、又は張り付ける工事が行えるようになるものです。
・塗装工事
・溶射工事
・鋼構造物塗装工事
などの塗装工事が可能になり、10年以上の塗装業実勢があるのと、5年ごとに更新があるため、優良業者でないと許可を取り続けるのは難しいです。
塗装工事業許可の要件は、1.経営業務の管理責任、2.誠実性、3.欠格要件、4.専任技術者、5.財産要件の5つの要件を満たしていないと許可が下りないものとなっています。
戸建てクラスの塗装では、塗装工事業許可がなくても施工はできます。
ただ、持ってるか持ってないかでは信用度は大きく変わりますよね。
② 塗装技能士
塗装技能士の資格には「木工塗装作業」、「建築塗装作業」、「金属塗装作業」、「噴霧塗装作業」、「鋼橋塗装作業」の5つの項目があり、さらに特級、1級、2級、3級に分かれます。
もちろん上位の資格になればなるほど、資格取得は難しくなります。
資格取得も難しいですが、受験資格を満たすのにも厳しい条件が存在しています。
・特級:1級合格後、実務経験5年以上
・1級:7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験
・2級:実務経験2年以上、または3級合格者
・3級:実務経験6ヶ月以上
このように、3級の場合は比較的容易に資格取得が可能ですが、1級の資格を取るだけでも最低12年の実務経験が必要となってきます。
すなわち、1級の資格を持っているだけでかなりの技術レベルを認められているということになります。
(※実技と学科に受かって合格になりますが、合格率は50%くらいと言われています。)
刷毛・ローラー・スプレーなど、様々な塗装道具を使い見栄えはもちろんのこと、塗装箇所の保護もできる塗装技術があることを示せる資格です。
上記2つの資格は、外壁塗装の資格の中でも取得が難しく、持っていると持っていないかでは大きく変わります。
ほかにも、外壁劣化診断士や有機溶剤作業主任者、雨漏り診断士等塗装に必要な資格はいくつもありますがまずは上記2点の資格を持っているか持っていないかを確認してみましょう。
まとめ
ここでは、外壁塗装の資格についてご紹介しました。
ただ、資格を持っていても施工を下請け塗装業者にに流してしまうような会社もあるので、「持っているから絶対安心」という訳ではありません。
しかし、持っていると持っていないではやはり知識も経験も大きく差がありますので、塗装業者選びの参考にしてみてください。